ライフワークスタイルラボ

ライフワークスタイルラボ

【with/afterコロナ】”あえて”オフィスが必要な理由とは Vol.4 ~審美的機能

これまで数回に渡ってお伝えしてきたオフィスの持つ機能の3つ目として、
今回は最後に『審美的機能』をご紹介いたします。

——————————————————————————
——————————————————————————

審美的とは、簡単に言うと見た目(外観)の美しさのことを指します。
この機能は、オフィスのデザインを通して社員の感覚を刺激し、
気分の切り替えを促したり、前回ご紹介したシンボル的機能と同様に、
働く場所への愛着に影響を与えたりすると定義されております。

例えば、色の効果が分かりやすいかと思います。
オレンジや黄色、黄緑などの柑橘系は明るく和気あいあいとした雰囲気に、
淡いブルーやパープルは精神的な安心感を与える空間に、
赤色は情熱的でチャレンジングな思考へと切り替えるスイッチに、
といったように、各デザイン特有の役割を持っています。

また、「あの時〇〇色の部屋で研修を受けた」
「△△色の会議室にいた時に良いアイデアが浮かんだ」など、
過去の経験とデザイン(色)がリンクするような経験が蓄積されると、
その場所に愛着を湧くと言われております。

・・・

前回もお伝えしたように、コロナ禍の今だからこそ、
オフィスの在り方を再定義する必要があります。

安易にお洒落なオフィス、流行っているオフィスを真似るのではなく、
これまでご紹介したオフィスの持つ機能を理解し、
それを踏まえてオフィスを創っていくことが必要不可欠になります。