ライフワークスタイルラボ

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【with/afterコロナ】今こそ”One Team”について考える vol.4

前回は、「組織の成功循環モデル」におけるバッドサイクルについて、
具体例でご紹介いたしました。

そこで次は、グッドサイクルについて、
現実的なシーンに落とし込んでいきたいと思います。

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<グッドサイクル例>
※【関係】⇒【思考】⇒【行動】⇒【結果】…

前回のバッドサイクルの様に施策ありきではなく、
グッドサイクルの場合は経営と現場、上司と部下が、
それぞれの立場での会社への想いや、
進むべき方向性に対する考えを相互理解する必要があります。

例えばオフィスにフリーアドレスを導入するとします。
コミュニケーション活性化を導入後の成果として求めた際に、
そもそも関係の質が低かったらどうなるでしょう。
どこでも自由に座って良いという思考や行動にならず、
「結局は座席を固定化していた方が良かった」と言われ、
一つの失敗例になってしまうのではないでしょうか。

それに対して、関係の質を高めることから始めたことで、
個々の考えが尊重されて自由な意見が言いやすい環境となり、
その流れでタテヨコの連携強化が必要だという意見が出たとします。

そしてその施策としてフリーアドレス化をやってみようとなったら
自ずと、どの様な運用ルールにすれば上手く活用されるだろうか、
社内で理解してもらう為にはどの様に周知していったらよいだろうかという様に、
ハードだけでなくソフトな観点でも議論が生まれるのではないでしょうか。
また、この様に深く議論をしていく中で自然とワガゴト化されていき、
導入後も自発的に色々な席に座ったりルールを守ったりと、前向きに行動をする様になります。

この様な事象を改善し働く方々の思考を変えていく事で、
自ずとコミュニケーションが活性化され、
それが影響してクリエイティビティが向上するという結果に繋がります。

このように、一見遠回りに見えても手戻りなどを回避できる分、
却って効率的に成果へ繋げることが出来るケースも多いと思います。

何より、一度サイクルを作ることが出来れば、
それが会社の文化となり、その会社らしさへと変貌します。

・・・

今回ご紹介したグッドサイクルはある意味当たり前のことで、
皆さんもご理解されている考え方だと思います。

ただ組織として、あるいは上司として
この基本的なことが中々出来ていないのではないでしょうか。

もし社員や部下が上手く結果を出せない場面があった際には、
叱りたい衝動をぐっと堪えて
「関係の質から」と頭の中で、一度思い返して頂ければと思います。

もちろん甘やかせばいいといわけではありません。
あくまで関係の質を高めることを目的とした叱り方に
変えていくことが大事ということをご理解頂けたらと思います。

これまで数回にわたって組織の一体化についてご案内してきましたが、
皆様にとって役に立つヒントを見つけてくださって頂けていれば幸いです。

それでは次はまた別のトピックをご紹介できればと思います。